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2018-12

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インド国境に近いタライ平野

東ネパールの南の端にあるバドラプール飛行場はカトマンズから45分のフライトだった。
カトマンズの喧騒から離れて、久しぶりにタライに行ってきた。
ここらへんは昔ながらのネパールといった趣が残っている。
カトマンズは朝夕少し寒いが、タライの今はいい季節だ。
こうした季節が2月まで続く。
しかし4月~6月は酷暑が続く。
7月~9月は湿度が高く、蒸し暑い日が多い。それが難点と言えば難点である。

ネパールはこうした平原地帯が東から西まで800キロメートル続きその幅は狭いところで25キロメートル、広いところでは50キロメートルある。
タライはネパールの大穀倉地帯である。
標高は100メートルから200メートルの亜熱帯ではあるが、ほとんど熱帯的な感じのする季節もある。
タライは昔、町を除く多くの地域はジャングルに覆われていた。
英国がインドを植民地にしていた頃、ネパールに軍を進めたこともあったが、このジャングルに進軍を阻まれた。
その頃はマラリヤの巣窟でもあったという。
国連の保健機構がもう50年も前にマラリヤ撲滅宣言をしたが、今でも時折発生することがある。

このジャングルは、虎,象、犀、大きな河川には鰐も棲息する野生動物の宝庫でもある。

ネパールには大河が三つある。
東のコシ、中央部のガンダキ、西のカルナリである。
各河川とも、滔々と水が流れている。
これらの水を利用すれば7万7千メガワット、実際となれば4万2千メガワットの発電ができるという。
例えば原発一工場の発電力は1,000メガワット位といわれているから。
原発40個分の発電量ということになる。
ちなみに黒部の第4発電所の発電量は240メガワット、日本全国の総消費電力は22万メガワットだという。

現在のネパールの総発電量は700メガワットでしかない。
政治家たちは自腹を肥やすことと権力闘争に明け暮れしていて、将来計画などとんと眼中にないといった感じだ。

ネパールは、タライ平野と山地までの多様な気候を生かした農業、そして観光、それにこの水資源を有効に利用すれば、これほどリッチな国はないと思うのである。
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プロフィール

宮原巍

Author:宮原巍
ネパールに住んで45年。
1934年、長野県青木村出身。
1968年トランス・ヒマラヤン・ツアー社(カトマンズ)、1969年ヒマラヤ観光開発株式会社(東京)を設立。その後、ホテル・エベレスト・ビューとホテル・ヒマラヤ・カトマンズを建設。
長年ネパールの観光事業に携わり、ついにはネパールの国籍を取得。
著書に『ヒマラヤの灯火』(文藝春秋刊)、『還暦のエベレスト』(山と渓谷社刊)がある。

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