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2018-12

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カトマンズに舞い戻って

1ヵ月半の日本滞在であった。
今年のネパールは雨がよく降る。何年振りかのことである。田植えも順調だという。
しかし、政治は相変わらず不毛の議論が戦われ続けている。
憲法制定再延長の期限もまたもや一ヵ月半と迫った。
誰に聞いても、その間に憲法は出来ないであろうという。
ネパールはいったい何処へ行くのだろうか。

また、金にまつわる大スキャンダルである。
国連から要請を受け、スーダンに125人の警察官が6ヶ月交代4年にわたって派遣された。
それに先立って、ネパール側は現地で使われる設備・機材費〈銃器、自動車など〉を立替で購入し、その代金、日本円にして約4億8千万円を国連に請求した。
現地で国連がチェックしたところ、1億4千万円相当の設備・機材しかなく、3億4千万円は不当に請求されていた。
しかも、その設備・機材は中古品が多く、これも問題であるとされている。
購入先は英国の会社でそれに深くネパール人がかかわっていた。
ネパール警察は、警察官の退職積立金で立替払いをしたことになっている。

ここで問題に思うのは、先ずその不正請求が請求金額の3/4にもなることである。
少しコミッションを取るといった程度でない悪質さである。

第2は、外国から援助を受けなければ成り立たないようになってしまった国で、このような多額の不正が横行するという現実である。

第3は、自分さえよければといった風潮を一層助長する。

第4は 国の発展を阻害し人心の荒廃をもたらす。

第5は、それに加えて、こうした政府に対して国民はノーを突きつけないことである。

ネパールが民主化されて以来、このような話は後を絶たない。
ではどうすればよいのか。
まともな政治とその裏付けとなる疑似でない民主主義社会、それしかないと思う。

ODA, NGOをはじめ 真面目腐って援助を続けるあほらしさがそこにはある。
自立の精神のないところ、社会も政治も腐敗する。
今となっては、国際援助が被援助国を駄目にする。

上の数字に関連付けるわけではないが、援助の1/4はなんらかの効果はあるかも知れないが、3/4は害があるという私の持論に達する。

大体国連の金がこのように使われ、人の良い日本は国連の経費の20数パーセントを負担し、常任理事国にもならず、白人社会の連中にいいようにあしらわれている、という感は否めない。
次回はタライの森林がいかにして消滅してくかという仕組みについて触れたい。
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プロフィール

宮原巍

Author:宮原巍
ネパールに住んで45年。
1934年、長野県青木村出身。
1968年トランス・ヒマラヤン・ツアー社(カトマンズ)、1969年ヒマラヤ観光開発株式会社(東京)を設立。その後、ホテル・エベレスト・ビューとホテル・ヒマラヤ・カトマンズを建設。
長年ネパールの観光事業に携わり、ついにはネパールの国籍を取得。
著書に『ヒマラヤの灯火』(文藝春秋刊)、『還暦のエベレスト』(山と渓谷社刊)がある。

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