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2018-11

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再延長の制憲議会

会議派が延長反対と言っていたが、やはり土壇場に来て延長に同意した。
彼ら(議員)たちは、さすがに気がとがめてか、その期限を1年でなく3ヶ月とした。
付帯条件をつけたので、実際には6ヶ月ということになろう。
それ以前のごたごたを加えると、この6年間こんな調子である。

「ネパール国土開発党」の主張は、日本のような立憲君主制であるが、その理由は、王制を民主憲法に適合させ、国民がみな納得するような政治体制をとった方が、国がまとまり易く、政治的にも混乱は少ないであろうということであった。
特にネパールのような多民族国家では、何か中核になるようなものがあった方がよいと考えたからである。
そうした上で平和と歴史、伝統を尊ぶ国民であるということを世界にアピールする。

5月29日、朝4時に目が覚めた。
外に出て東の空を眺めると、未だ明けやらぬ空に、下弦の三日月と、その下に大きな星が一つ光っており、おおこれはまさしくネパールの国旗を思わせる図柄ではないかと思った。
やがて紅に染まった空を背景に、ヒマラヤ連峰がシルエットとなって荘厳な夜明けが始まった。
その時私は思った。
ネパールは「神」がやどる国だと。
そして、ネパールの国旗をつくった人の心情が胸に深くしみいるように思えた。

その前3日間、「ネパール国土開発党」は、同じ主張をする幾つかの党と、国会近くの路上に3日間座り込み、議会延長反対と憲法改悪に反対の抗議デモを行なった。
最終日、たまたま他の党が集めた4千人ほどの前で下手な演説もする羽目にもなった。
テレビの中継もあったりで、宮原は国王党にみなされることになってしまったが、やむをえないと思っている。
ただ私たちが主張する王制は、王政ということではまったくなく、日本国の憲法の最初に記されている象徴天皇制と同じである。

といって、ギャネンドラ前国王をまた国王にということになると難しい問題がある。
では息子のパラス前皇太子ということになるが、これは彼の今までの品行からしてギャネンドラ前国王以上に問題である。
じゃ誰を国王にするのかというと、次のジェネレーション、即ちパラス前皇太子の息子ということなる。
そうこう考えると、実際にはいろいろと問題があることも確かである。
ただ、ネパールにあっては、折角国民の間にある国王という存在に対する国民の感情を利用していくのも国をまとめていくのも一つの手立てだと思う。
英国では、1649年の清教徒革命によって一旦共和制になったのであったが、10年後また王政に復帰した。
そして、大英帝国を築いていった。
英国と同一視はできないが、王制を維持するということで、少なくも国が一つになって発展していくというかたちはとり得ないのだろうか。
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宮原巍

Author:宮原巍
ネパールに住んで45年。
1934年、長野県青木村出身。
1968年トランス・ヒマラヤン・ツアー社(カトマンズ)、1969年ヒマラヤ観光開発株式会社(東京)を設立。その後、ホテル・エベレスト・ビューとホテル・ヒマラヤ・カトマンズを建設。
長年ネパールの観光事業に携わり、ついにはネパールの国籍を取得。
著書に『ヒマラヤの灯火』(文藝春秋刊)、『還暦のエベレスト』(山と渓谷社刊)がある。

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