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2019-04

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ポカラの日々

カトマンズを離れたりした日が多く、ブログを長いこと休んでしまった。
今年は雨が多く、ヒマラヤも真っ白だ。
地球温暖化のせいで、あすこにも小さな雪田があったと思われる所も雪が消えていたりして、それこそ3ヶ月も4ヶ月も雪が降らないと、ヒマラヤは露岩の部分が多くなり、山は黒々となって何故か気落ちする。
今年降った雪はまだ雪田や氷河形成にまでいたりそうにないが、やはりヒマラヤは白くあってほしい。

ポカラは、カトマンズに比べると格段に環境が良い。
ヒマラヤに近い場所であるだけに、霰まじりの凄い豪雨が時々あった。
しばらく前まで晴れていたのに、一天にわかにかき曇ったと思うと木々を激しく揺する風をともなって胸がすくような土砂降りとなる。
雹も直径は2センチぐらいあった。
私は「雨よ降れふれもっと降れ、私の好きな人連れてて来い」とか「心の憂さを、流せとか」、「巷に雨が降るごとく、わが心にも雨が降る」とかいった歌の文句を、雨が降るたびに口ずさんだ。
そんなポカラの日々であった。

しかし、ポカラも変わりつつある。
昔、ポカラを表現するのに「牧歌的」という言葉をよく使ったが、残念ながら、今はその陰が薄らいだ。
ポカラこそは、カトマンズのような混沌とした街にならないでもらいたい。
この国の秩序ある開発が望まれる。
そうした考えも、ポカラにあって強く持った。
ポカラほど素晴らしい場所は、世界中にめったやたらにあるものではない。
「秩序ある開発」、ネパールにいるとそれがもう悲願だ。

だというのに、政治は何もしない。
5月28日が期限の新憲法策定の話はどこに行ったのか。後2週間しかない。
それだというのに、統一共産党のカナール首相は家族・一族郎党を引き連れてトルコに外遊している。
議会は議会で、また任期を一年延長するつもりらしい。
国民は誰も騒がない。新聞もノー天気な報道ばかりしている。
一体どうなっているのだろうか。
えぇぃ、もう面倒くさい、日本に帰ろうかなという気持ちと、ポカラで感じたことの狭間にいま私は居る。
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プロフィール

宮原巍

Author:宮原巍
ネパールに住んで45年。
1934年、長野県青木村出身。
1968年トランス・ヒマラヤン・ツアー社(カトマンズ)、1969年ヒマラヤ観光開発株式会社(東京)を設立。その後、ホテル・エベレスト・ビューとホテル・ヒマラヤ・カトマンズを建設。
長年ネパールの観光事業に携わり、ついにはネパールの国籍を取得。
著書に『ヒマラヤの灯火』(文藝春秋刊)、『還暦のエベレスト』(山と渓谷社刊)がある。

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