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2018-11

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ネパールの三大政党、毛派、ネパール会議派、統一共産党

選挙をすれば、票の95%はこの3党に流れる。
この他に国王親政の頃のパンチャーヤトの流れをくむ、今は弱小となった3政党がある。
我らが「ネパール国土開発党」は泡沫もいいところである。
力も金もなく、今はただ政権の流れをウオッチすることしかできていない。
知恵もないのだが、知恵を絞る以外に私のとるべき道はないようである。

三大政党は、議論を重ねるばかりで、政治的進展は何の結果も見せていない。
そもそも、その各政党の中でも、衝突とまではいかないにしても意見がまとあらない。

毛派:党首プラチャンダは先日の党大会で、守勢にまわるような雰囲気があったらしい。
戦闘部隊長クラスのコマンダーあたりからも不満がぶっつけられたらしい。
これに対して、2番手バブラム・バッタライはイデオロギー論を展開し、また3番手キラン・バイディヤは強硬路線をとり、両者ともそれぞれ自分が党を引っ張っていく資格があるという姿勢を見せている。
しかし私が見るところ、後者二人は、カリスマ性に乏しくもうひとつ人間的な魅力に欠けるように思われる。

ネパール会議派:党幹部の任命にあたって、コイララ派とデウバ派がうまくいっていない。
これに加えてパウデルも依然勢力を保っている。
混乱はそれほど表面化していないが、混乱含みであることは否めない。
この党は一時全盛を誇ったのであるが、今はその昔日の面影がない。
勢いが感じあれない。
もう死んだ首相を4回も務めたギリジャ・コイララに散々食い荒らされたということであろうか。

統一共産党:毛派の顔色をうかがう党首カナール、現暫定内閣の首相マダブ・クマール、そしてネパール会議派に近いオリ、三者三様である。
三人ともてんでそれぞれの方向をみている。
いま三人とも、暫定とはいえ政権党でありながら、国政を放り出して外遊中である。
昔の国王の外遊など可愛いものである。

これら党内がまとまらずして、なんで政局にまとまりがあり得るか。
それはまさに「否」である。
海老蔵が殴ったの殴られたので大騒ぎしている日本も嘆かわしいが、ネパールも、違った面で嘆かわしい。
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宮原巍

Author:宮原巍
ネパールに住んで45年。
1934年、長野県青木村出身。
1968年トランス・ヒマラヤン・ツアー社(カトマンズ)、1969年ヒマラヤ観光開発株式会社(東京)を設立。その後、ホテル・エベレスト・ビューとホテル・ヒマラヤ・カトマンズを建設。
長年ネパールの観光事業に携わり、ついにはネパールの国籍を取得。
著書に『ヒマラヤの灯火』(文藝春秋刊)、『還暦のエベレスト』(山と渓谷社刊)がある。

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