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2018-11

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空白の20年

5月28日までに新憲法が制定されそうもない。その場合はどうするのか。
政府は、期限を6ヶ月延長するであろう。あるいはもうそのつもりであるのかも知れない。
というのは、政権議会発足時に6ヶ月間の期限延長があり得ることをアナウンスしていたという経緯もある。
それにしても、その段階で世論が熱し、一波乱はあるであろう。
ただ、結末は長い物には巻かれるということで、なんとなくうやむやに終わるのが関の山だ。
新憲法がそれでも出来ない場合は、もう一度制憲議会選挙はあり得ないし、
そうなれば民衆か軍のクーデター以外にないという考えも成り立つ。
しばらく前、軍のクーデターなどという願望的な噂もあった。
だが、これはインドの強力なバックアップがない限りそこまではいかない。

憲法が11月までにできたとすれば、普通総選挙はやはり来年の4月になろう。
ネパールでは4月に何かが変わる。
2006年4月の暴動的なデモによって、新体制になってからすでに4年が過ぎた。
しかし、国王が王宮から去ったというだけで、ネパールの情勢は何も変わっていない。
ついでに言えば1990年の民主化から20年が経った。
この間社会の発展があったとはとても言えない。
日本で言われた「失われた10年」どころか、失われた20年である。

例えば明治維新後、新橋から横浜まで、鉄橋もかけ鉄道が引かれたのは明治5年、
京都から沼津・御殿場・国府津を通り東京まで通じたのは明治21年、
信越線が碓氷峠26のトンネルを掘り、この間アブト式蒸気機関車が導入し、
直江津まで鉄道が通じたのは明治26年であるという。
日本との対比で考えれば、ネパールよ何とかならないか、という思いが募る。
道路さえ満足に整備されていない。
今の政治は、20年前までの国王親政のパンチャーヤト時代に築かれた社会基盤も食いつぶしている感がある。
政治が悪い、そのことに尽きるのがネパールの政治である。
ギリジャ氏ばかりでなく、民主化第一世代の政治家の交代が望まれる。
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テーマ:国際政治 - ジャンル:政治・経済

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宮原巍

Author:宮原巍
ネパールに住んで45年。
1934年、長野県青木村出身。
1968年トランス・ヒマラヤン・ツアー社(カトマンズ)、1969年ヒマラヤ観光開発株式会社(東京)を設立。その後、ホテル・エベレスト・ビューとホテル・ヒマラヤ・カトマンズを建設。
長年ネパールの観光事業に携わり、ついにはネパールの国籍を取得。
著書に『ヒマラヤの灯火』(文藝春秋刊)、『還暦のエベレスト』(山と渓谷社刊)がある。

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