2017-10

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あゝ無情

ヒマラヤ観光にとっては、お客さんが4分の1に減って大変、私にとってはポカラの仕事が立ち往生しそう、ネパールにとってはインドの経済封鎖で問題は山積み。
燃料はなくクッキングのガスもなく、ガソリンは1週間か10日に一度、2日も長い列に並んでようやく15リットル得られるといった状況。
カトマンズの街なかでも人々は薪で食事を作るといった状態、しかし、火を燃やす場所がない人たちは大変である。

インドもインドだ。
経済封鎖はネパールの新憲法が気に食わないといって採っている措置である。
インドの下心は、インドに隣接する長さ800キロメートルの国境地帯を半分に分け、東西に長く2つの州にさせてインドの影響力を強めようということにある、ように思える。
水利権だとかにも影響が出るし、そんなことをしたら、上の山地の人たちは大変である。
ちょっとスイッチをひねられたら上は干上がってしまう。

大体ネパールは余計なことをしたというのが私の言いたいことである。
10数年前マオイストが出てきて、民族別州政府を14州つくるとか吹聴して、暴力と脅しでのし上がってきた。
それをアメリカのノー天気としか言いようがないカーター大統領や、ノルウエーなどの平和の使者をかたる国が、民主化のランドマークなどと持ち上げたものだから始末が悪い。
日本のメディアもそうだった。
王制イコール悪という図式である。
それを日本の大きな新聞社が大袈裟に取り扱うので、実態はそうでないと申し上げたら、「私たちはあなた方旅行社の都合で報道しているのではない」と外報部次長とかいう人に逆ねじを食らった。

王政はやはり具合が悪いにしても、王制を残し、国家統合の象徴にしてもらいたかった。
現に今日はタライの人たちの祭りとかで、ネパールは休みである。
民族別にそんなことをしていたら休みだらけである。
一人の王様がいなくなった代わりに王様だらけである。

以前会ったマオイストの若者との会話
「私たちは王制を廃止し、ネパールを連邦共和国にし、新憲法を作るために闘ってきた闘志である。ネパールにとってダイアモンドのような貴重な存在である」(若者)
「その3つって、本当はしない方がよかったことじゃないの?」(私)
それはともかく、その付けが今まわってきたように思えてならない。

その国にはその国に合った政治形態(民主主義)があってよいと思う。
それにインドも覇権主義は止めて、ネパールがヨーロッパの国々の中のスイスのようになったら、その方が将来インドにとっても利するといったように考えられないものだろうか。
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宮原巍

Author:宮原巍
ネパールに住んで45年。
1934年、長野県青木村出身。
1968年トランス・ヒマラヤン・ツアー社(カトマンズ)、1969年ヒマラヤ観光開発株式会社(東京)を設立。その後、ホテル・エベレスト・ビューとホテル・ヒマラヤ・カトマンズを建設。
長年ネパールの観光事業に携わり、ついにはネパールの国籍を取得。
著書に『ヒマラヤの灯火』(文藝春秋刊)、『還暦のエベレスト』(山と渓谷社刊)がある。

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