2017-06

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3度目の、ああカトマンズ

8月9日カトマンズに舞い戻った。
今回日本の滞在が一ヵ月半と長かったので、多少里心がつき、ネパールに来るにあたって多少の抵抗感があった。
案の定、ネパールに来てがっかりすることが多い。
毎度のことであり何度も書くようであるが、先ず空港の汚さと無統制な混雑ぶりに何とかならないかと思った。
香港はまあまあ、そしてダッカは30年前に戻った感じだ。
そしてカトマンズ、何をかいわんやである。
その落差は激しい。

政治的なことでは、着いた翌日の新聞で4大政党が合意した州分けのプランが出された。
こんな州分けをして、国をどうやって発展に導くというのであろうか。
それが私の最初に受けた印象であり疑問であった。
数は6州になった。それはよいとしよう。でもその区分はやはり民族別を基本したものとなっている。
西寄りの地方で政府案に反対したデモがあった。警官が発砲して3人が犠牲になった。
これって一体何だ。
政府って国民を守るためにあるのではないのか。
国民を迫害するためにあるためではないはずだ。
全体のコンセンサスをとるのは難しいことは分かる。
かといって程度というものがある。

今の政府は、国民のための民主化ではなかったのか。
こう簡単に銃を使う例は王制のときにはなかった。やり切れない気持である。
大体にしてその一端を担っているマオイストは、そうした国民の底辺の人たちの味方ではなかったのか。
権力の座についたら、その人たちのことはすっかり忘れ,権力とお金思考に走っている。
14,000人の人々を殺してきて、それはないだろう。
これって大きな裏切りではないのか。
それを民主化と呼んだのは誰なのか。
日本を含めた世界のメディアとアメリカのカーターなどという方向音痴の男だ。

大体国連はこの国で何をしているのか。
最近はやることがないので、もっぱら人権がどうのこうのと言っている。
街中を、大型のランドクルーザに無線用のアンテナを装備し「ハイ、こちら100号車、周囲に異常なし」なんてやっているのではないのか。
今の若い人たちには分からないかもしれないが、私の子供の頃は戦争ゴッコというものがあった。
私はUNと大書きした国連の立派な大型ランドクルーザ-を街中で見るたびに、子供の頃の戦争ゴッコを思い出す。

ところで、カトマンズの識者がテレビのインタビューで、今回の州分けは、政党間の妥協の産物であり、将来必ず問題が起きると話していた。
私も同感である。
ネタ(政党のトップのこと)たちは一体何を考えているのか私には判らない。
あえて推測すれば、国の将来のことなどは誰も考えておらず、自分のことばかりである、ということである。
そうでなければ、あんな州分けの発想は出てこない。
ネパールでは国のために政党があるのではなく、政党のために国があるのである。
カトマンズに着いて、気の重たい日が続く。
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お元気で何よりです。
10月1日12時から、前回と同じ市ヶ谷で工化32年有志の集まりがあります。
日本に居られる様でしたら、是非ご参加下さい。

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宮原巍

Author:宮原巍
ネパールに住んで45年。
1934年、長野県青木村出身。
1968年トランス・ヒマラヤン・ツアー社(カトマンズ)、1969年ヒマラヤ観光開発株式会社(東京)を設立。その後、ホテル・エベレスト・ビューとホテル・ヒマラヤ・カトマンズを建設。
長年ネパールの観光事業に携わり、ついにはネパールの国籍を取得。
著書に『ヒマラヤの灯火』(文藝春秋刊)、『還暦のエベレスト』(山と渓谷社刊)がある。

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