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2018-11

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どうやら選挙はすることになりそうだ

2006年の国王退陣につながったマオイストに煽動された4月デモ、2008年の制憲議会選挙、2012年5月の新憲法が出来ないままの制憲議会の解散、今年3月のマオイスト内閣解散、そして選挙実施暫定内閣の設立となった、そして一週間前に再び制憲議会選挙のための政党登録が始まった。
私たち弱小政党は三週間以内に1万人の推薦者署名名簿の提出を義務づけられた。
ここに至る10年間、政治は何の結果ももたらさなかった。
変わったことといえば、マオイストの面々が金持ちになったことと、カトマンズの街は自動車とモーターサイクルで埋まるほどに、ネパールは無秩序に経済活動が盛んになったことである。

このブログはネパールの悪口ばかり書いているが、ただネパールを憂えて書いているとご理解いただければ幸いである。
ネパールは素晴らしいポテンシャリティを持った国だと私は思う。
ただそれが、自然収奪(例えば森林を伐採し、河川を汚し、あちこちで山肌を削るなど)をし、行き当たりばったりの乱開発されていることに私の心は痛むのである。

ところで、そのポテンシャリティとは何か。

その一つが観光産業である。
私がそれを言うまでもなく、皆が思っていることでもある。
100万200万人の観光客がどうのこうのというような次元でなく、スペインなどのように、将来は3千万、4千万人の観光客を呼べるような体制づくりというか、インフラ整備を、今から計画的に考えていくべきだと思う。
例えば、観光客一人がネパールに落とすお金が10万円とした場合、4千万人で4兆円、この金額はネパールの国家予算の8倍に近い。

二つ目は農業である。
もともとネパールは農業国である。
温帯と区分されているが熱帯的なところもある広大なタライ平野から山地の寒帯まで、多様な地形と気候帯を持つネパールでは、世界中で出来るすべての作物が出来る。
ハーブスしかりである。
それを、近隣諸国(特にチベット、中東など、品目によってはインド、東南アジアもその対象となる)に輸出するとか、自国で優雅に消費するとかすれば、その面でもこの国は豊かになれる。

食料の自給率は200%を超えることも夢ではないと思う。

もう一つは水資源である。
ネパールの包蔵水力は8万メガワットの発電量を持つといわれるが、その50%が利用できたとして4万メガワットの発電が可能であるとされている。
この電力は現在日本全国の消費電力の6分の1になる。
インドから輸入するガソリンや石油などを、その半分でも、そうして得た電力に代えることが出来れば経済的なメリットは計り知れない。
それに余った電力はインドやチベットに売ればいい。
現在インドから輸入しているガソリン、石油、ガスの総額は約1,200億円である。
年々20%増えている。

この3本柱が確立されたとき、ネパールは世界でも羨まれる国の一つとなるであろう。
そう思えばこそ、一言いいたくなる。
私は以前から、ネパールが貧しい国の代名詞のように使われることにすごく抵抗を感じていた。
もしネパールが貧しいとすれば、人がそうしていることに他ならない。
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宮原巍

Author:宮原巍
ネパールに住んで45年。
1934年、長野県青木村出身。
1968年トランス・ヒマラヤン・ツアー社(カトマンズ)、1969年ヒマラヤ観光開発株式会社(東京)を設立。その後、ホテル・エベレスト・ビューとホテル・ヒマラヤ・カトマンズを建設。
長年ネパールの観光事業に携わり、ついにはネパールの国籍を取得。
著書に『ヒマラヤの灯火』(文藝春秋刊)、『還暦のエベレスト』(山と渓谷社刊)がある。

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