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2018-12

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マオイスト派が割れた

マオイスト派の中でも、極左と言われたモハン・バイディヤ氏のグループが執行部のやり方に異を唱えて党を割った。民主党の小沢派のようなかたちであるが、もちろん状況は少し違う。このグループはまだ闘争を継続しなければならないという強硬派であることがちょっとひっかかる。本当はマオイスト派のバブラム派が割ったなら良かったと思うのだが、この派は今政権についているのでそれはありえない。

マオイスト派の党首プラチャンダ氏には、数回会って少し話をしたことがあるが、現首相のバブラム・バットライ氏にはまだ会ったことがない。権力の座にいる人には、会ってもどうせ相手にもされず、会っても仕方ないという思いからである。それに少し気遅れをするところもあってのことでもある。聞けば、バイディヤ氏は極左にありながら、王制維持を考えているようでもあるという噂もある。といっても王政を望んでいることはあり得ないが、もしそれが本当なら今の政治の行き詰まりに何か打開策がないかと模索しているのではないかと思う。今度ネパールに行ったら会見を申し込んでみようと思っている。嫌いなマオイストであるが、ここは仕方ない。

そもそも民主主義とは政治形態のことであるといわれるが、私たちは民主主義を理念でとらえている部分が多いと思う。政治形態ということでとらえるならば、民主主義は国によって一様ではなく、その国に適した政治形態というものがあって、その根底に主権が国民にあり、リンカーンのいった国民による国民のための政治が行われるということであるならば、それはそれで充分民主主義と呼ぶことができるのだと思う。

何も政党政治でなくてはならない、保守、革新の二大政党制がよいということにはならないと思う。私の言いたいことは、ネパールは自国の国民性、地形、人口などを考えあわせて、それに適した政治形態をとり、それをネパール式民主主義といってもよいのではないか。話はちょっと西の方の国に飛ぶが、例えばイスラム原理主義が人道的でなくて、だからといって、アメリカがそこに自分たちが考える民主主義を押し付けるいわれはないのではと思うのである。

党が割れそうなのはマオイストばかりでなく、統一共産党もそんな気配があるらしい。ネパール会議派もそれが皆無とは言えない。ここら辺がわが国ネパールである。政治の世界にあって、離合集散は常とは言わないが、それがネパールでもなからずにあらずである。政治的混乱はまだまだ続き、11月20日の選挙はまず出来ないであろう。早くて来年4月頃ではなかろうか。

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宮原巍

Author:宮原巍
ネパールに住んで45年。
1934年、長野県青木村出身。
1968年トランス・ヒマラヤン・ツアー社(カトマンズ)、1969年ヒマラヤ観光開発株式会社(東京)を設立。その後、ホテル・エベレスト・ビューとホテル・ヒマラヤ・カトマンズを建設。
長年ネパールの観光事業に携わり、ついにはネパールの国籍を取得。
著書に『ヒマラヤの灯火』(文藝春秋刊)、『還暦のエベレスト』(山と渓谷社刊)がある。

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