2012-11

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ポカラのホテル建設工事始める

サランコットの丘にホテルを造るということで、私は今、人生最後の悪あがきをしている、といったところか。土地の買収を始めて4年、その後の資金のめどがなく、ことによったらこの計画の実現は難しいかなと思っていた。アルパイン・ツアーの黒川社長の紹介もあって、ワールド航空の菊間社長が計画に乗ってくれることになり、何とか資金めどが立ち,標記のように工事が始められることとなった。



工期は2年半を予定しているが、部分オープンは2年後にしたい。正直言って、ネパールの投資環境は良くない。そのリスクをくぐってのプロジェクト着手である。

1に、マオイストの問題。事業に難癖をつけたり、完成後は組合を牛耳り問題を起こすことが考えられること。2に、ネパール政府は外資導入を呼びかけているが、それは掛け声ばかりで、実際は何の便宜も図らない。3に、サランコットの村人は高カーストのブラーマンの人が多く、ポカラで事業している人も多くお付き合いが大変である。4に、場所が山の稜線上にあり水がない、電気がない。資材の運搬も大変である。5に、地形が平らな所に建つホテルではない。6に、切り詰めた予算で行なわなければならない。7に、私は高齢である。



しかし、賽は投げられた。こうなれば、投資してくだる方々の期待に応えるべく全力を尽くすしかない。そのためにはこれから最低3年、できれば5年しっかりしなければならない。そもそもこの構想は、20年ぐらい前から持っていた。それを何とかしようと思ったのは、ひょんなことから、4年前、その場所に少し土地を買ったことから始まる。それにホテル・エベレスト・ビューを設計した友人で2年前に亡くなった熊谷義信氏と語り合ったこともその一因である。何の因果か知らないが、一苦労しようと思っている。



ただ、私は一つ思っていることがある。それはこのホテルができたら、このホテルは、ことによったら、世界的に名だたるホテルの一つになるのではないかということである。それにネパールの観光事業に大きく貢献するであろうということも考えられる。このホテルは造ることも夢であるが、出来るホテルも夢のようなものであってほしいと思っている。それは東西40キロメートルにおよぶアンナプルナ連邦を中心に、東はマナスル、西はダウラギリまで100キロメートルにわたるヒマラヤの大展望が見渡せる絶景の地に建つホテルとなるからである。環境破壊にならないよう最大限の注意を払い、世の顰蹙を買わないものとする。



それにしても、ネパールの政治は一体どうなっちゃっているのか。考えてみれば、これが一番の不安材料である。

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プロフィール

宮原巍

Author:宮原巍
ネパールに住んで45年。
1934年、長野県青木村出身。
1968年トランス・ヒマラヤン・ツアー社(カトマンズ)、1969年ヒマラヤ観光開発株式会社(東京)を設立。その後、ホテル・エベレスト・ビューとホテル・ヒマラヤ・カトマンズを建設。
長年ネパールの観光事業に携わり、ついにはネパールの国籍を取得。
著書に『ヒマラヤの灯火』(文藝春秋刊)、『還暦のエベレスト』(山と渓谷社刊)がある。

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