2012-05

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嗚呼、ネパール何としたことか

遂にと言うべきか、危惧した通りというべきかネパールの新憲法は5月27日の期限が来ても制定できなかった。
最初2年の期限であったのが、4回再々延長を重ね、結局は4年かかった。
結局この間、601人の制憲議会議員は何もしなかったことにある。
この4年間の彼らの報酬と経費だけで900億円が消えたという。
そうした国に20億、30億の援助を行っている日本政府っていったい何なのか。
ノルウエーやヨーロッパの国々は、ネパールは民主国家だと言っておだてあげている。
何をか言わんやである。
すべて悪行を助長しているとしか思えない。

私はそうした外国とネパールの悪口を言うのに疲れ果てた。

ともかく、選挙をこの11月22日に行うと発表があった。
何の選挙なのか? 
再びの制憲議会選挙なのか、普通総選挙なのか。
そこらへんもはっきりしていない。
たぶん11月は無理であろう。よくて来年の4月になろう。
今マオイスト派は、民族別州設定をスローガンに金と暴力を使って民族別州を唱える民族を煽動し、それを巻き込み選挙に臨む姿勢を示している。
さすがに金と暴力を使ってとは言っていないが、多分そうなるであろう。
何せマオイスト派は何十億といった金を動かし得る一番の金持ち政党である。

エジプトのムバラクやリビヤのガダフィが何兆円もの蓄財をしていたことを考えると可愛いものであるかもしれないが、権力と金に対する人間のさがというべきかごうというべきか、それは嘆かわしい限りである。
国の指導者たちがそうであった場合、国民にとってそれは悲劇以外の何ものでもない。

私たちの政党、ネパール国土開発党は、地形を考えネパールを縦割りに7つの行政区にするべきだとして、民族別に分けることに反対している。
これは先の選挙の時以前から言っていることであり、このブログでも何回か言ってきた。
もし民族別に分けるようなことがあれば、これから20年さらに混乱を増し、ネパールは発展どころではないとここではっきり言っておきたい。
そしてその後、そうした州の改善に至るのか、インドか中国に何とかされるかそのどちらかであろう。

ネパール国土開発党は、選挙という機会を得たので、ごまめの歯軋りであろうが蟷螂の斧であろうがこのことを主張し、少しは戦略を立て次の選挙に臨みたい。
私はこれを思い立ったのが70才そこそこであったが、何やかにやしているうちに、もう80才の方に近くなってしまった。
心に焦りを感じないではいられない。
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プロフィール

宮原巍

Author:宮原巍
ネパールに住んで45年。
1934年、長野県青木村出身。
1968年トランス・ヒマラヤン・ツアー社(カトマンズ)、1969年ヒマラヤ観光開発株式会社(東京)を設立。その後、ホテル・エベレスト・ビューとホテル・ヒマラヤ・カトマンズを建設。
長年ネパールの観光事業に携わり、ついにはネパールの国籍を取得。
著書に『ヒマラヤの灯火』(文藝春秋刊)、『還暦のエベレスト』(山と渓谷社刊)がある。

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