2011-07

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いびつな混合経済

そのバランスを崩すのは何か。
政治の腐敗、政策の欠如、国民の資質、衆愚政治に陥った民主主義、権力闘争が政治だと錯覚しているような政治家たちなどなどが考えられる。
これでは国はまともに発展しない。国民が可愛そうだ。
しかし、待てよ。ネパールの政治は一応民主主義だ。
政治が悪いといっても、その政治家を政治の場に送り出しているのは国民である。
結局国民にその責任がある。
政治の程度も国民の民度に比例するということか。

宮原「政治家たちは勝手にしゃしゃり出てきたわけではない。国王か誰か第三者が決めたわけでもない。選挙で彼らを選んだのは国民である。結局は国民が駄目だということにならないか。自業自得ということではないか」

ネパール人の友人〈テクチャン〉「お前、あの選挙が公正だと思っているのか。マオイストの暴力を背景にした脅しと不正、それに他政党も含めた選挙違反。とても公正だったとはいえないぜ」

宮原「それにしても、パタン市(カトマンズ盆地)の3っの選挙区からはいずれもマオイストが選ばれた。農村と違い、そう露骨なマオイストの脅しがあったとは思えない」

240ある小選挙区からの当選者は、ほんの僅差でマオイスト〈毛派〉がネパール会議派に勝った。
毛派は最初、小選挙区からの勝ち目は無いと考え、比例代表性の定員を増やした。
しかし小選挙区制で圧倒的に勝ったのであったが、比例代表制では票を伸ばすことができなかった。
パタン市の場合はともかく、毛派の脅しと不正が無かったなら、ネパール会議派はいずれの地区でも僅差で敗れていたのだから選挙結果は違っていたかもしれない。

ネパールの人と自然!! 私はその自然が守られて欲しいと思い、ネパールで仕事をしているように思うのだが最近ショッキングな話を聞いた。

森林局を管轄する大臣が就任すると、次官などそこの幹部官僚が、「大臣、誰々をどこどこの所長に就任させれば、その誰々からこれこれしかじかの献金があります」と就任早々、そういった話を持ちかけられたという。
金額は50万とか100万ルピー位〈日本円はx1.2円〉のことらしい。
数件扱えばすぐに500万円ぐらいになる。

そこで地方に赴任した役人は、さっそく業者とぐるになって森林を食い物にし、献金した分は取り戻し、かつ自分も懐を肥やすという仕組みである。
これがタライのジャングルの木がどんどん切られていくメカニズムである。
これは税務所、税関、警察、軍隊(PKO などで海外派遣)などの人事でもいえることである。
すべてが腐敗しきっている。
混合経済などあったものではない。
次回は、ネパールに隣接するインドのビハール州について。
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プロフィール

宮原巍

Author:宮原巍
ネパールに住んで45年。
1934年、長野県青木村出身。
1968年トランス・ヒマラヤン・ツアー社(カトマンズ)、1969年ヒマラヤ観光開発株式会社(東京)を設立。その後、ホテル・エベレスト・ビューとホテル・ヒマラヤ・カトマンズを建設。
長年ネパールの観光事業に携わり、ついにはネパールの国籍を取得。
著書に『ヒマラヤの灯火』(文藝春秋刊)、『還暦のエベレスト』(山と渓谷社刊)がある。

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