2011-03

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天災と人災

日本の地震のニュースを2日遅れの新聞で知るのであるが、災害に遭われた方々には衷心よりお悔やみを申し上げます。
そして、亡くなられ方々の魂の平安をお祈り申し上げます。

多くの方々は津波にのまれて溺れたのだと思うが、そのときの驚きと苦痛を思うと心が痛む。
そうしたとき、のんびりとブログを書く気にもなれず、また山の上のホテルに10日近くも行っていて、ブログ掲載はすっかり休んでしまった。
気が付けば、もう3月も終わりである。
こうして時が過ぎ、世の中が変り、そして世代も変っていくのかと思うと「諸行無常、是生滅法、生滅滅已、寂滅….云々」の涅槃経の一節が思い浮かぶ。

ネパールは、相変わらずの混乱振りである。
政治家は権力争い、お金もちは利権争い、多くの人々は諦観と我欲の狭間で犇めき、国が良くなれば自分たちが生活する社会が良くなるとは考えず、先ず自分が良くなりたいと考え行動している。

「ネパールはヒマラヤがあり素晴らしい自然を持つ国、国民は平和的で人情厚く淳朴である」。
一昔前まで、ネパールは、そしてネパールの人たちにはそうしたイメージが強かった。
確かにその通りだった。
30年前、ネパール人と言うだけで、例えばどこの国の入国管理官も「おぉ!ネパールから」といった感じで歓迎した。
ところが今はどうなのか。
ネパールのパスポートを持っているだけで、香港などは荷物検査の際、麻薬を持ち込まないかと歯磨きチューブの中にまで先の曲がった針金を入れて検査される。

ネパールも今は金(かね)、金の世界だ。
政治の荒廃は人情風俗を荒廃させた。
毛派の暴力肯定は、国土も荒廃させた。
そしてネパール人を変えた。
ついでに一言付け加えれば、そうしたことを意にも介さず、ネパールは民主化を果たした、と国連やノルウエーは余計なおせっかいを続けている。
話が変な方に飛んでしまったが、これがネパールの現状だ。
日本政府の出先機関は、ものの是非も考えず、お金を出せばその国が良くなると思っている。
ここでは人が自然を破壊している。
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プロフィール

宮原巍

Author:宮原巍
ネパールに住んで45年。
1934年、長野県青木村出身。
1968年トランス・ヒマラヤン・ツアー社(カトマンズ)、1969年ヒマラヤ観光開発株式会社(東京)を設立。その後、ホテル・エベレスト・ビューとホテル・ヒマラヤ・カトマンズを建設。
長年ネパールの観光事業に携わり、ついにはネパールの国籍を取得。
著書に『ヒマラヤの灯火』(文藝春秋刊)、『還暦のエベレスト』(山と渓谷社刊)がある。

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