2010-05

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風刺漫画にみるネパールの政情

「宮原さん、何か一つぐらいいいことないの」と言われて、うぅーん、と考え込んでしまった。

これは知人にネパールの状況を聞かれて、いろいろ話をしていた時のことであった。
そこで何か一つ位,ネパールについて良いことあるかなと思って考えてみたのであるが、それを探すのは困難であった。
このブログ書き出して以来、批判的なことばかり書いてきたので、そのときの会話を思い出したというわけである。
そして、今また考えてみても、うん、これは良いということに思い当たらない。

今日のカンティプール紙(ネパールで最もポプュラーな新聞)にもなかなか面白い風刺漫画が載っていた。

ベビー車ごと子供が崖から落ちそうになっている。 

それを見てマダブーネパル(現首相)が,プラチャンダ(毛派党首)に

 おーぃ、子供が危ない!と注意する。

それに対して、あんたこそ辞表を出すべきだ、子供を助けるのはそれからだ。

と言った内容のものである。その子供とはすなわち新憲法のことで、毛派は党結成時から、制憲議会選挙をして新憲法を制定すべきだと主張してきたことをうけて、新憲法を子供に譬えての風刺である。

なんだかんだと言いながらも、最終的には憲法制定の期限を延長することになろう。
他に方法がないし、議員は議員で十分な手当てを取っているので、それを放棄する事はあるまいという見方である。

何度もいうようであるが、彼らが国民のことなどちっとも考えていないと言う印象は拭いきれない。

そういえば最近、彼らの国民のためという常套文句はあまり聞かない。
ともかくこれから数日のネパールの政治は目が離せない。
それにしてもカトマンズはこのところ暑い日が続いている。
昨年は田植えシーズンに雨が降らなくて大変だった。雨が降らないのは、政治のせいではないが、それまでも政治のせいにしたくなるような気がする。
ともかく何か踏んだりけったりである。
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プロフィール

宮原巍

Author:宮原巍
ネパールに住んで45年。
1934年、長野県青木村出身。
1968年トランス・ヒマラヤン・ツアー社(カトマンズ)、1969年ヒマラヤ観光開発株式会社(東京)を設立。その後、ホテル・エベレスト・ビューとホテル・ヒマラヤ・カトマンズを建設。
長年ネパールの観光事業に携わり、ついにはネパールの国籍を取得。
著書に『ヒマラヤの灯火』(文藝春秋刊)、『還暦のエベレスト』(山と渓谷社刊)がある。

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