2010-04

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

憲法を変えればそれで問題解決なのか? 多分そうはいかないネパール

ネパール政府にはここにきて、ともかく憲法制定しようという具体的な動きがある。
今の統一共産党のマダブ・ネパール氏首班のもとでなく、超党派内閣でということであるらしい。
しかしことはそう簡単にいくのであろうか。過去の経緯を見る限りにおいては、すんなりいくようには思えない。
マダブ・ネパール氏は好々爺で、頼りなく、なんでこの人が共産党の親玉かと思われるような感じの人である。
だが、本当はしたたかなのであろうか。日本でいえば以前首相になったことがある竹下登のイメージだ。
それにしても先の選挙で二つの選挙区から立候補し、二つとも落選し比例代表制で復活して議員になった。
そんな人がそもそも首相になっていいのかという批判もある。
そういえば副首相のネパール会議派のスジャータ・コイララ氏(故ギリジャ・コイララネパール会議派党首の娘)も小選挙区の落選議員である。

ま、それやこれやで、今の内閣が軽い感じがするのは否めない。
発足当時2~3ヶ月持てばよいと言われていた内閣がそろそろ一年になる。
大体、ネパールの場合、ここ20年、ほとんどの内閣が一年足らずで変わった。
そのひそみに倣えば、もうそろそろという感じがしなくもない。
だが、ネパール氏は案外芯が強くて、そういわれながらも、ともかく新憲法だけは自身でまとめたいと考えているのかも知れない。

しかし、事態はそれを許さないほど緊迫してきている。
ただ、超党派で内閣が出来たとしても、またその後は足の引っ張り合いが懸念される。
戦後の日本の憲法もごたごたの中でできた。
それを思うと、こうした状況の中ででも憲法は制定されていくのであろうか。
大体私は憲法、憲法と騒ぐことに違和感がある。
やれ違憲だ、やれ合憲だと騒いで、そのことで問題を解決しようという方法も気にくわない。
英国だって不文憲法で国がおさまっている。
人道的であることモラルを守ること、人に迷惑を与えず危害を加えないこと、若し迷惑を与えたのだったら、それを償うこと、そういったことを守ることの方がよほど大切だと思われてならない。
ネパールが、憲法で連邦制など決めてしまったらきっとにっちもさっちもいかなくなりそうだ。
スポンサーサイト

テーマ:国際政治 - ジャンル:政治・経済

«  | ホーム |  »

プロフィール

宮原巍

Author:宮原巍
ネパールに住んで45年。
1934年、長野県青木村出身。
1968年トランス・ヒマラヤン・ツアー社(カトマンズ)、1969年ヒマラヤ観光開発株式会社(東京)を設立。その後、ホテル・エベレスト・ビューとホテル・ヒマラヤ・カトマンズを建設。
長年ネパールの観光事業に携わり、ついにはネパールの国籍を取得。
著書に『ヒマラヤの灯火』(文藝春秋刊)、『還暦のエベレスト』(山と渓谷社刊)がある。

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

カテゴリ

ご挨拶 (29)
ネパールの政治 (109)
ネパールの観光 (1)

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

検索フォーム

リンク

このブログをリンクに追加する

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。